2019年2月のベトナム旅行記7日目です。
7日目は前日に申し込んだハロン湾の1泊2日ツアーです。最初に書いてしまうと、このツアーはかなり良かったです。
朝ごはん
朝は例によってホテルの朝食です。O'Gallery Classy Hotel に泊まりましたが、このホテルの朝食が今回の旅行で一番品揃えが良かったです。
ベトナム人の価値観?
残念なのは、ホテルのスタッフ。と言うかスタッフではなくて、ベトナムの現状かもしれませんが。
朝食レストランにいたスタッフが、フォークかスプーンを床に落とした時、「あー落としちゃったよぉ〜(もぉやだ〜)」みたいな仕草をしてしゃがみ込みました。それを見た別のスタッフが「しょうがないなー」みたいな感じで、落ちた食器をそのままお客さんに提供する用の容器に戻しました。。「いやそれ、違うだろ。床に落ちたやつを元に戻すなよ」と心の中で思いましたが、ベトナムで日本にいる時と同じレベルを期待してはいけないのだと、改めて実感したのでした。
9日目の朝にご飯を食べた Tirant hotel でもスタッフが同じく落としたスプーンをそのまま戻してたので、ベトナムではホテルの床はキレイなものだと認識されているのでしょう。
ベトナムでは油断せずに火を通したものだけ食べる、という予防措置を取っておいた方が無難ですね。
出発!
ホテルで待っていたら、旅行会社の男性が迎えに来ました。50mくらい離れたところまで歩いて行ってバスに乗り込みます。マイクロバスみたいな20人乗りくらいのバスです。最後尾にインド人みたいなバングラデシュ人みたいな人が乗ってて、インドの金持ちか!?と思ってました。後で聞いたら、その人はプロモーション用の写真を撮影するために雇われた人だったみたいです。
同じツアーに参加した人は、自分を含めて7人でした。アメリカ人の親子(父親60代?、男子30才前後)、スウェーデン人夫婦(50代くらい?)、韓国人(男性2人30代くらい?)
高速道路
バスは、ハノイ市内を抜けた後は高速道路をずっと走っていました。ハノイ市からハイフォン市への高速道路は、Đường cao tốc Hà Nội - Hải Phòng で、番号表記では CT.04 です。距離は110kmくらい。この高速道路は2015年12月に開通しました。
そして、ハイフォン市からハロン市への高速道路は、昨年9月に完成したそうです。
Đường cao tốc Hạ Long - Hải Phòng
です。距離は35kmくらいです。
Đường cao tốc Hà Nội – Hải Phòng – Wikipedia tiếng Việt
この高速道路を使ってハロン湾へ。日本の援助で建設された高速道路です。この高速道路のおかげで、今まで片道4時間かかっていた道のりが2時間半に短縮されたそうです。
ハイフォン - ハロン高速道路に入ってすぐの道路をスマホで動画撮影しました。でも、Youtubeを確認したら同じ位置で撮影した動画がすでに何個かありました。。
道路標識も日本と同じく緑や青の看板ですごく走りやすそうな高速道路でした。
ベトナム語の実践
途中、サービスエリアでトイレ休憩がありました。
その時、同じ型のバスで別のクルーズ船の名前が書かれたバスがあったので、運転手にこの2つのクルーズ船は同じ会社の船なんですか?と聞いたら、違うと言われました。
じゃあ、なんでそっちのバスの運転手と話をしてたの?と聞いたら、船の所有は違うけど、バス会社は同じなんだそうです。ハノイからのバス運行だけバス会社が受託して運行してるっぽいです。
到着!
バスが到着したのは、Tuần Châu島という島。船着き場があって、ハロン湾観光のための客船がたくさん停泊していました。
港って感じがする!
クルーの給料
桟橋付近に若そうな船員がいて、休憩中でヒマそうだったのでベトナム語で話しかけてみました。
給料はいくらですか?と聞いてみたら4,000,000VNDと言っていた気がします。
日本円で約2万円ですね。安!!
ハノイやホーチミンならもうちょっと高いんでしょうけど、ハロン市だと新卒の給料は2万円くらいなのかもしれません。
船まで船で移動
自分が乗る船はどれだろうと探していたら、ここには無くて、少し離れた別の場所まで移動して乗船するようでした。そういえば、ガイドの人が英語でそんなことを言っていたような気がします。
そんなわけでちょっと安そうな水上バスみたいな旅客船?で移動しました。この移動が今回のハロン湾クルーズのマイナスポイントでした。
と言うのも、港に着いた時点で、ハロン湾の特徴的な奇岩の地形が遠くに見えていて「おお、すげー」って感じになります。
その後、船で近づいてハロン湾の地形を真近に見るわけですが、最初に目にする絶景が排気ガスの匂いがしちゃう平たい船の中からだと、もったいないなーと思ってしまいました。
本体の船に乗ってしまえば、他に不満はなくてほぼ最高でした。
最初の港の近くまで来てくれればいいのに、既得権益で後発のクルーズ船は港に近づけないんでしょうかね?
乗船!
水上バスでの移動は30分以上あったような。
まだかなーと思っていたらそれらしき船が見えてきました。
5つ星クルーズ船 セレニティ号です!
船同士を横付けして(船尾と船首をくっつけて)セレニティ号に乗り込みます。乗った時に前日まで利用していたお客さんたちが交代で降りてました。
部屋
まずは、食堂エリア?でスタッフから説明を受けて、その後、部屋に行きました。
バスタブが付いてる部屋は、旅行中この部屋だけでした。
テラスもあって旅行中で一番いい部屋だと思います。
履歴を見たらこのツアーの代金は24,233円でした。
公式サイトでは、一番安い部屋(JUNIOR SUITE)が$360
Booking.comでも¥28,084
2日目に聞いたら、スウェーデンの夫妻は、直前に申し込んだから限界まで値引きしてもらって、2人で$260だったと言っていました。
2人分の料金が自分の1人分とあまり変わらない・・・
ホテルの代金
日本ではホテルの宿泊代金は人数によって決まります。 海外では部屋代で値段が決まるので、1人で行っても2人で行っても宿泊費が変わらないみたいです。 海外へ一人旅をしに行って1人でホテルに泊まると割高な料金を払わないといけないですね。
Lunch
部屋の確認をしていたら直ぐに昼ごはんでした。
昼ごはんからコース料理です。
最後のデザートはベトナムでよく見かけるフルーツ4点盛り?
フルーツの材料原価だけなら50円くらいじゃないかと思いますが、ここまで高級な雰囲気で盛り付けてくれるのがすごい!
味も良いです。
ベトナムは元々食べ物はおいしい国だと思いますが、飲食店の清潔感に問題がありますね。その欠点がなくなったら料理の質は最高です。
裏で床に落ちたスプーンをそのまま出しているかどうかは知る術はありませんが!
カヌー
カヌー(カヤック)のアクティビティがあったので参加しました。
他の人達は2人1組なのに自分だけ1人でオールを漕いでいたので、置いていかれそうになりました。
波も穏やかで絶壁地形。カヤックのアドベンチャー感と風光明媚な景色が組み合わさったとても良い経験でした。
揚げ春巻きとか
揚げ春巻き(Nem rán)を作るアクティビティもありました。
Dinner
夜ごはんは、コース料理でした。本当ならビュッフェスタイルだけど参加人数が少ないのでコース料理に変更になったと、ガイドの人が言っていました。
飲み物は別料金。スパークリングワインと赤ワインを注文しました。
写真を撮ってませんでしたがメニューを見たら最初にパンで出てたみたいで、お腹いっぱいのボリュームでした!
記事を書いていて思い出しましたが、食事中、スタッフが照明の明るさを変えようとして室内が真っ暗になるハプニングが発生。電気が消えていたのは数秒でしたが、やはりベトナムの観光業界は、スタッフの教育がまだまだだなと感じました。
イカ釣り
夜ごはんを食べてから烏賊釣りに挑戦しました。
しかし! 1時間粘ったのに1匹も釣れず。。
烏賊釣りができることを確認してこのクルーズ船に申し込んだのに1匹も釣れないなんて残念すぎる。
1時間経過した時、腹を上にして浮かんでいるフグみたいな魚が近づいてきました。目視で針を引っ掛けてみたら、空中まで持ち上がったのですが、魚が暴れたら針が外れて逃げられてしまいました。膨らんでるフグみたいなやつ。瀕死なのかと思ったら元気でした。海の底で一悶着あったのでしょうか。
竿に魚の手応えを感じたところで手打ちとしました。
今日のところはこのくらいにしておいてやろう。
部屋に戻って睡眠!
7日目終了です。